2016年9月5日月曜日

スズキMotoGP勝利

WGPを見始めた1年目の2000年秋に茂木でみたパシフィックGPのことは良く覚えている。最高峰クラス初年度のロッシがNSR500でS字を抜けるところを一つ目のガードあたりから見てシビれたこと。快晴の決勝日、125ccで当時ごひいきだった宇井がこけて泣いたこと。250ccでの加藤vs中野の息もつかせぬようなせめぎ合い。結局最初から最後まで逃げ切った加藤が勝った。ここで追いかけて負けた中野は、チャンピオンがかかった次のフィリップアイランドで、オリビエ・ジャックとのデッドヒートで逃げに逃げ、しかし結局勝てなかった。それから、茂木の500cc決勝では、スズキのケニー・ロバーツJrが独走で勝った。そのときはその意味に気づいていなかった。その後、17年近く楽しくレースの行方を見てきたが、昨日のイギリスGP@シルバーストーンでの最大のニュースはスズキGSX-RRを駆るマーベリック・ビニャーレスが独走で勝ったことだ。スズキの完全ドライでの勝利はあの2000年秋の茂木以来(ウェットでも2001年バレンシアと2007年フランスが2回あるのみ)。私はその間、清く正しく鈴菌に感染し、SV650というバイクに乗ったりしながら(今はホンダに浮気中)、この日を待っていたのです。