2016年12月27日火曜日

メタボロミクス集中講義@静岡大学

12/26,27と2日間、静岡大学理学部の瓜谷 眞裕先生にお招きいただき集中講義を開講しました。

講義:メタボロミクス

目的:代謝を包括的に解析するための技術の基礎と応用法を理解する。

内容:メタボロームとは、生体中に含まれる代謝物の総体のことである。メタボロームには遺伝的な要因にくわえ、環境からの影響も反映することから、有用な表現型として活用されている。
代謝物の定量分析に用いる機器分析法の基礎を学び、取得したデータから細胞内代謝を理解するための方法論を学ぶ。


  1. メタボロームとは? 代謝を調べることでどんなことがわかるのか概観します。
  2. 代謝物分離法の基礎 クロマトグラフィーの基礎を学びます。
  3. 質量分析の基礎 質量分析法の基礎を学びます。
  4. メタボロームデータの解析法の基礎 メタボロームデータの解析に用いられる多変量解析の基礎を学びます。
  5. メタボローム研究の実例 メタボローム分析を活用した研究の実例を紹介します。
  6. メタボロームと他のデータをつなげる メタボロームデータを活用した生命現象の理解について議論します。

計20名弱の3年生と4年生が十三ションベン通りを例にしたクロマトグラムの説明に始まり、出芽酵母一次代謝の安定化機構に関する謎解きまで、2日間真剣に参加してくださりました。(静岡土産にすいせんしてくれた「こっこ」は大変美味でした。)
レポートの提出期限はH29/1/7ですので、がんばってください。



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