2014年11月12日水曜日

日本生物工学会代謝工学研究部会第2回技術交流会

 日本生物工学会には、代謝工学研究部会という研究活動組織があり、代表のわれらが清水教授のもと活動を行っています。代謝工学分野の基礎技術について産、官、学の交流を行うことを目指して、昨年より「技術交流会」を開始しました。有用物質生産微生物の効率的な代謝経路の設計に役立つ代謝シミュレーション法が最初のテーマです。シミュレーションの原理をみっちり勉強し、持ち込みのPCにソフトウェアをインストールして、実際にシミュレーションを行うハンズオン形式のセッションを二日間にわたって行いました。
 今年度も、昨年好評だった内容をもとに、第2回技術交流会を企画しました。8名で募集をしたところ非常に多数のご応募をいただいたため、定員を倍にまで増やして対応しつつ、泣く泣くお断りする事態となってしまい、多くの方にご迷惑をおかけすることになってしまいました。こころよりお詫び申し上げます。
 11/8-9に大阪大学で実施した交流会には産、官、学より多くの研究者、学生のご参加をいただき、2日間みっちり勉強する事ができました。いきなり持参したPCに計算ソフト(Octave)をインストールしてコマンド入力からはじまる手加減無しの内容でしたが、みなさまの熱心な取り組みのおかげで、あっというまにマスターされ、最後には多重遺伝子破壊シミュレーションをバリバリ実行されておられました。


 そのほかにもわれわれスタッフも含めた参加者の間で代謝シミュレーションの活用法に関する様々な意見交換が行われ、非常に楽しい二日間でした。代謝工学研究部会では今後も技術交流会等の活動を発展させていく予定ですのでどうぞよろしくお願いします。


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