- 精密質量数から得られた組成式の候補
- MS/MSスペクトルの類似性やフラグメントパターンから推定された部分構造
たとえば、Metabolite feature MFID002について、精密質量数から組成式がC11H12N2O3であり、MS/MSスペクトルの類似性からトリプトファン類縁体であるとわかったとき、このMetabolite featureは「トリプトファン水酸化物で、水酸化位置が不明なもの」と推定されます。しかし、平面構造が未決定の化合物のCAS番号やInChIKeyは存在しないため、Metabolite feature の記述子としては利用できません。したがって化合物オントロジーをもちいた記述が必要となってきます。たとえば、”トリプトファン類縁体”、”水酸化物”のようなオントロジーワードを用意すれば、トリプトファン水酸化物を記述できるようになるかと思います。どうやら化合物のCAS番号やInChIKeyよりもオントロジーの法がメタボローム分析では大事、みたいですね。
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