Gmailの障害後、他のアカウントのメール取り込みが行われなくなりました。
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として手動で取り込みを行うと、以後自動取り込みが復活したので、記録として残します。
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※NC700Xというバイクに8年以上乗っているが、先日、お出かけの帰りの給油で33.1km/Lの燃費を達成して驚いた。8年たってようやくエンジンにアタリがでてきたのだろか。
※NC700Xには、GIVIのTRN46N というトップケースを付けている。とっても便利だがある日、ガソリンスタンドでふたを開けると、ふたと本体の間の2つのヒンジ(蝶つがい)の片方の金属の棒がなくなっていることに気づいた。あちゃーと思って、GIVIの輸入元のデイトナカタログを見たが、載っておらず、しつこく調べると、カナダGIVIのページに076-Z590R Medium pinとして記載があることを発見した。そこで、デイトナのお問い合わせフォームから問い合わせたところ、
サイトへのお問合せありがとうございました。
弊社商品をご愛用いただきありがとうございます。
ヒンジ部分の金属棒は弊社に在庫がございます。
品番 16762
品名 GIVI Z590R ヒンジピン2本セット
価格 800円(税抜)
オートバイ部品用品店やネット検索によりご購入可能です。
このピンはヒンジ部分に圧入されております。穴が緩んでいることがあり抜けた個所
に挿入してもまた抜ける可能性がございますので対策が必要です。ご注意ください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
というお返事を速攻いただき助かった。非常にレアなケースと思われるが、記録として記す。
※現在はホンダのバイクに乗っているが、これは世を忍ぶ仮の姿で、心はスズキにある(鈴菌保菌者である)。昨日のヨーロッパGPではスズキの2台が1-2フィニッシュを決めるという(38年ぶりらしい)快挙に驚いた。
近年、大学業界では、学内で進む多様な研究を、それが貢献しうるSDGs目標と関連付け外部に可視化する。みたいな話が出始めている。そこで、企業でのSDGs受容の背景を知りたくてファミマで売ってたコンビニ本の「60分でわかる!SDGs超入門(バウンド、技術評論社)」を読んだ。
本書は、簡潔、わかりやすいうえに、最後のいろんな企業における具体例があるおかげで、企業活動にSDGsがどう組み込まれるのかがよくわかる良書である(必要なポイントが押さえられているのかは、この1冊しか読んでないのでよくわからない)。
SDGsの17目標には、それぞれ具体的なターゲットが設定されている。1.1 (数値目標)とか1.a (実現方法)が決められている。中身を見ると途上国の生活水準向上に関するものが多い。これは、2001年から2015年まで実施された途上国向けのミレニアム開発目標(MDGs)のバージョンナップ版としてSDGsが設定されたという背景を反映している。
一方、企業活動にとってSDGsが重要なのは、
からである。うまくいけば大変良い話である。
一方、投資家は投資の判断材料として、SDGsへの貢献度の定量的な評価、を求めるようになるんじゃないだろうか。すると企業は、SDGsへの貢献度が高く見せたいというインセンティブができる。本書58ページによるとすでに「SDGsウォッシュ」なる言葉も生まれているらしい。現在はあのロゴを何個並べられるかを、競っているようにみえるが、そのうち、各企業の活動が、途上国の生活水準向上のターゲット(数値目標)実現にどれくらい貢献しているのかの数値が求められるようになるだろう。企業のSGDsランキングはもうある。
ランキングが出ると、社長さんは自社のランキングをなんとか上げようと考える。すると、変なことが起きやすい。途上国の生活水準向上に向けたとりくみを行った結果、SDGsのランキングが上がるのではなく、SDGsのランキングあげるためのSDGsへの取り組みとなってしまうからだ(大学ランキングがまさしくそうなっている)。
また、企業ランキングは実質的な「途上国の生活水準向上のターゲット(数値目標)実現にどれくらい貢献しているのか」という数値を出すところまでは言っていないようだ。上記のランキングは「各社のESG活動(「環境に配慮している」「地域に貢献している」など)20項目について」を「投資経験者、ビジネスマン、SDGs認知者、専業主婦、若年層などのステークホルダー1万500人」にアンケート調査して決めたらしい(大学ランキングも一部の項目がまさしくそうなっている)。いわゆる口コミである。おそらく各社の経営企画部などには、「SDGsランキング上げろ」などの指示か上からやってきて、それに対して、優秀な幹部候補社員たちが、SDGsとかに興味を持ちそうな意識高い系の人たちに向けたやってますアピールを、いかに手間とリソースをかけずにする方法を寄ってたかって、真剣に検討したとと思われる。いわゆる「ブルシット・ジョブ」ってやつですな。
そうなると、攻略法もすぐ見つかる。手近にできる取り組みとして、たとえは、SGDsを宣伝することを、SGDsの取り組みとしてカウントしていいらしい。なるほど、SGDsラッピング列車が走ったり、雑誌にSDGsの企業広告がでるのは、そういうことか。
一方、「途上国の生活水準向上のターゲット(数値目標)実現にどれくらい貢献しているのか」という実質的な数値(貧困を??名減らすのに相当。。とかでしょうか、生々しいけど)を出す作業が、これまた極めてめんどくさそうな書類仕事と、変な専門職を大量に生み出すのは、見え見えである。SGDsコンサルタントはもういっぱいあるらしい。あとはSGDs評価基準ISOとかができたら完璧。そもそも数値評価の目的が「ランキングを上げる」「投資を受ける」ことにすり替わっていることから、これまた典型的な「ブルシット・ジョブ」ですな。
本書を読んでSDGsについて学んだのは、SDGsが新たな「ブルシット・ジョブ」を生み出す要件を十分に備えている。ということでありました。
「問題発見力を鍛える 」(細谷功、講談社現代新書)を読んだ。とある偉い先生がある会議で「学部生向けの演習セミナーで<問題発見フレームワーク>を取り上げたら学生の目からうろこが落ちていた。」という話を聞き、それはすばらしいとおもって手近にあった本書をよんでみた。
本書の最も重要な指摘は全体の3/4くらいに出てくる。「他人は多くのものを見落としているので、他人が見えていないものが見えたら」「巷にたくさんある「問題解決フレームワーク」を問題を整理する方法として活用し、その整理結果を複数人で共有するのだ」というあたりであろう。
私の恩師は、野口悠紀雄の「超」整理法などを愛好する自称「整理法マニア」で、いろんな整理法の本が出るたびにいそいそと買い込むものの、特にデスクのあたりが片付いた様子はなく、しばらくすると、いつもの飲み屋で、やっぱだめやね。そろそろ整理法の整理法が欲しいなあ。とおっしゃっていたものである。
私のような不肖の弟子としては、もちろん、「解決すべき本質的な問題とは、簡単には整理、分類、言語化するのが困難なものであり、ある整理法について検討すべきは、その方法がある問題を解決する鮮やかさではなく、問題の解決に失敗する、正しく問題を取り逃がす、取り逃しっぷりであり、そこから真の問題解決に至る糸口を何とかみつけようとする、終わりの見えない問題に取り組む不屈の精神」を見てしまうというよりは、「問題を整理できてしまう(=解決できてしまう)と、整理法マニアとしての趣味が失われてしまうので、そもそも問題の解決って=小さな親切、大きなお世話かもしれないのだから、問題を解決=善とするような、せせこましい問題の設定に対する批判精神」を読み取ってしまうのである。しらんけど。
あと、「問題発見力を鍛える」を読んで問題発見力を鍛えてもらったので、「問題発見力を鍛える」の問題点について考えてみると、本書のようなよくできた「問題発見フレームワーク」で見つかるのは、「問題解決フレームワーク」とかで簡単に解決できそうなしょぼい問題ではなく、解決するのが極めてむつかしい、あるいは、解決できない問題のような気がする。しかし、そのような問題を見つけても(解決できないので)なんの解決にもつながらないのだから、「解決できそうな問題を発見する力を鍛える」方法を指南すべきなのであるが、本書で説明されている「問題発見力」はとても有用なので(ぜひ、読むべし)、「解決できない問題の発見力を鍛え」てしまっているのが本書の最大の問題であるということを発見してみた。本書は、解決できない問題を発見してしまったときに、どうしたらいいのか?それに最後まで付き合い責任を取る覚悟があるのか?という点に関する説明が抜けている。
私の恩師は、通勤途中に読み終わった終わった本をよく、手近な学生にくれたのだが、ミステリ小説が多く、そのなかでも酔いどれ探偵もの(リーバス警部シリーズの血の流れるままに、矢作 俊彦のTHE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ、とか)が多かった。探偵とは「問題発見力」がとても高い人たちである。その中でも酔いどれ探偵とは、「自分が何かを見つけてしまったために、何かを失った」人たちである。殺人事件が起きると、「問題解決フレームワーク」的なやり方で解決が図られるが、探偵はフレームワークが見落とした何かが隠されていることに気づいてしまい、そして、問題が本質的な意味で問題であること、つまり、発見した問題はできたとしても部分的にしか解決しえないこと、部分的な解決をするにしても、関係者、あるいは探偵自身の生活に不可逆的な変化を起こしてしまうこと、を暴いてしまう。もちろん酔いどれ探偵は、「問題にふたをする」という安易な手段は取らず、たいていはかなりイタイ思いをして、部分的な解決まで済ませた後、やれやれといってまた、自分が見落としていたはずの何かを求めて、酒を飲むのである。酔いどれ探偵ものこそ「問題発見力を鍛える」ための生きざまを知る最高かつ楽しいガイドになるのではないか。
反穀物の人類史(ジェームズ・C・スコット、みすず書房)を読んだ。
ティグリス=ユーフラテス川にいた人類は新石器時代に農耕を発明すると、やったあ!とばかりにそれまでのつらい狩猟採集生活をやめて定住し、そこから初期国家の形成にすすんだ。というのが定説だった。日本の歴史でもどういう筋書きになっている。息子のもっている歴史漫画でも、たぶん朝鮮?からやってきた稲作(水田)技術で社会がガラッと変わり、土地や収穫物の収奪が始まって、クニの形成にいたる。というお話が描かれている。
本書によると、この一見完ぺきのようにみえる筋書きは現在破綻しているらしい。筆者は
・ティグリス=ユーフラテス川の流域は非常に豊かな環境であったため、新石器時代の人類は定住して狩猟採集を行っていた。食料獲得法の一つとして初歩的作物栽培も行っていた。
・しかし、作物栽培と定住が始まってから、国家が生まれるまで4000年もかかった。
という事実に注目する。
われわれは、つらい狩猟採集生活/生産性の高い作物栽培という、現在の観点を敷衍したイメージで物事を解釈してしまうが、これが間違いのもととなっているようだ。日本列島においても5000年くらいの前の陸稲?栽培の痕跡が見つかっており、弥生時代初期に一気に広がったのは水稲生産技術らしい。しかも、
・耕作は食料獲得法として効率が悪かった(手間がかかった)ので、新石器時代の人類には、すすんで耕作に集中するモチベーションがあったとは考えにくい。
・しかしながら、未知の理由により、新石器時代の人類の一部は作物栽培を中心にした生活を選択した。作物栽培を中心にした生活では栄養が偏るため、平均身長は狩猟採集民より低くなった。また、人口が集中すると病気が発生しやすくなるため、初期農業コミュニティーは度々崩壊したようだ。
・4000年かけて動物、植物の遺伝子構造と形態を変える家畜化〈飼い馴らし〉と、非常に人工的な環境への人間自身の〈飼い馴らし〉が進み、最終的には圧倒的な生産性を達成して、国家形成の基盤となった。
・また、われわれは国家とその外部という見方をするが、これも偏っている。初期国家が抑えていたのは農作に適した極めて狭い領域であり、その外部には、多様な人々が生活する広い世界が広がっていた。また、両者は相互の交易無しでは存在できなかった。
やはり興味深いのは、効率の悪い耕作をあえて選ぶ動機である。食料採集のさまざまな選択肢をその時々に応じて工夫する活動的なコミュニティーにおいて、みんなやりたがらない、めんどくさい作物、家畜のお世話&お留守番を、集団として何世代にもわたってすすんで引き受けるのはどういう場合なんだろうか。
おもしろいのは炭水化物ダイエットでよく聞く炭水化物は嗜好品(食べると多幸感があり、大なり小なり依存性がある)説を当てはめるものである。炭水化物欲しさに一心不乱に病気に負けず4000年頑張ったというのは、一理あるが、炭水化物に依存性がある人類が選択されただけかもしれないので、いまいち弱い。
豊かな狩猟採取生活とは、知識と経験をもとに、毎年変化する状況に応じて工夫する高い能力が必要とされるように思える。ベンチャー企業のアイデアマン経営者みたいな感じ。一方、作物栽培は暦にあわせた作業を継続的に実施する能力が求められるが、そういう仕事が好きな人も多い。そこであえて分業を始めたなどのようなつまらん説明しか思いつかない、誰かがゲームの理論とかでさっぱり、説明してくれる日が来るのが楽しみである。
第166回 質量分析関西談話会「イオン化の新潮流」
日時:2020年7月18日(土)14時00分~
会場:オンライン
(講演者はWEB-EXを使用します。申込受理された方にはWEB-EX参加用のアドレスをお送りいたしますのでPC等にて接続し、WEB-EXにてご参加ください。途中参加・途中退出は自由です)
定員:先着180名
今般の新型コロナウィルス(COVID-19)の流行拡大とそれに伴う社会情勢等を受けまして、第68回質量分析総合討論会は現地での開催が中止となりました。一方で、日本質量分析学会関西談話会としては、講演会等の実施による継続的な学術・人的交流が重要であるという観点から、第166回 質量分析関西談話会をオンラインで開催することとしました。今回は、「アンビエントイオン化」をテーマとして、2020年度の 日本質量分析学会「奨励賞」と「論文賞」の受賞者を含む若手精鋭の先生を演者にお招きして、オンライン講演会を開催します。日本質量分析学会関西談話会としては初めてのオンライン開催となります。どこからでもお気軽にご参加ください。
講演プログラム
1.
14:00~14:10
イントロダクションと講師の方々の紹介 川﨑英也(関西大学化学生命工)
2.14:10~14:50
PESI/MS/MSを用いたリアルタイム・メタボローム解析とBioinformaticsを融合したHigh-throughput platform: PiTMaPによる代謝プロファイリング
財津 桂(名古屋大学高等研究院 若手新分野創成研究ユニット・フロンティア/大学院医学系研究科)
3.
15:00~15:40
Atmospheric Pressure Dark-Current Argon
Discharge Ionization with Comparable Performance to Direct Analysis in Real
Time Mass Spectrometry(2020年度 日本質量分析学会 論文賞)
関本 奏子 (横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科)
4.
15:50~16:50
走査型プローブエレクトロスプレーイオン化法の開発研究(2020年度 日本質量分析学会 奨励賞)
大塚 洋一 (大阪大学大学院理学研究科)
5.
17:00~17:20 総合討論(質問の回答を含む)
司会:川﨑英也(関西大学化学生命工)
オンライン懇親会(参加希望者のみ。講演終了後、1時間程度、ZOOMによる質量分析に関わる話題などフリートーク懇親会を開催します)
参加費:無料
参加申込み:下記URL からお申し込みください【受付締切:2020年7月15日(水)】
URL:
https://forms.gle/8kdCvoWHQnEdRhwu5
※Web サイトからの申込がうまくいかない場合は、(1)氏名、(2)所属、(3)メールアドレス、(4)日本質量分析学会 会員番号、を明記し、下記メールアドレスまでお送りください。メールアドレス: kansai17_%_mssj.jp (送信の際は、_%_を@に変えてください)
世話人:吉野 健一(神戸大学)、川﨑英也(関西大学)、松田史生 (関西談話会世話人代表、大阪大学)